新宿MILANO計画

1. 新宿MILANO計画

新宿駅周辺では数多くの再開発プロジェクトが計画されているが、その中の一つに「新宿TOKYU MILANO再開発計画」(以下「新宿MILANO」とする)がある。これは歌舞伎町の旧映画館跡地を東急が中心となって再開発し、40階建ての複合施設を建設するというものだ。今年7月にも着工し2022年完成を目指すという。

詳細は下記リンクを参照頂きたい。

新宿ミラノ座跡地に40階建て複合施設、2019年7月着工 - BUILT

2. 「直結地下道」との関係

このブログは西武新宿駅新宿駅の間の「直結地下道」の実現を訴えるブログであるにも関わらず、なぜ「新宿MILANO」の話が出てくるのかと思う方もいるだろう。

まず、下の地図をご覧頂きたい。

 西武新宿駅の右上の赤丸が「新宿MILANO」の建設地である。そう、「直結地下道」(赤線部分)は新宿駅から「新宿MILANO」への最短経路ともなり得るのだ。

劇場、映画館、ライブハウス、ホテル、レストランなどを備えた巨大な複合施設への動線を確保するということも、「直結地下道」建設のもう一つの理由になる。そして「新宿MILANO」が2022年に完成するのであれば、「直結地下道」もそれに間に合わせるべきだという議論が成立する。

この議論を「直結地下道」の早期着工を求める主張に利用していきたいというのが、今回「新宿MILANO」について取り上げた理由だ。

あえて、一点付け加えるとすれば、できれば「新宿MILANO」まで地下道で直結できないだろうか。今の所、計画には含まれていないようだ。

地下道はあと約80メートルの所まで来ている。上記の青線部分を延長すれば新宿駅から「新宿MILANO」まで地下道で直結できる。それは「新宿MILANO」価値を大きく向上させると共に、「直結地下道」の価値をも大きく高めるものとなると思うのだ。

3. 最後に

西武と東急と言えば、一昔前であればかえって面倒なことになりそうな組み合わせであるが、今やいずれも創業家の会社ではない。

両社の合理的は判断が「直結地下道」の建設を後押しする方向に働くことを期待したい。